カテゴリ: 文化
プロバンス地方のクリスマス :13種類のお菓子
参考:https://france3-regions.francetvinfo.fr/provence-alpes-cote-d-azur/noel-provence-voici-veritable-liste-treize-desserts-613490.html
夏時間から冬時間へ
しかし、フランス時間生物学会 (Société française de chronobiologie) 副会長は、「冬時間」の方が健康に良いと主張しています。なぜなら、昼間と夜の長さが人間の体内時計に影響するため、光が不足する冬には睡眠障害を起こしやすくなるからです。
2019年6月24日、25日、26日、パリでの夜明けは5時47分、日没は21時58分でした。同じ年の12月15日は、夜明けが8時36分、日没が16時53分です。もし一年中「夏時間」が採用されると、その日の夜明けは9時36分になります。日没は17時53分になりますから、夕方が明るくなりますが、朝は起きてもまだ真っ暗です。パリから西の地方だと、夜明けの時間はさらに遅くなります(東側の地域は逆で、夜明けの時間はパリよりも早くなります)。また、夏は明るいうちに寝なくてはならないので、それもまた睡眠障害を引き起こすというものです。
2017年にアメリカで疫学者が行った調査によると、夜の明けるのが遅い地方(つまりアメリカ西部)の方が、肥満、うつ、糖尿病患者が多いことがわかり、「多分」1時間朝が短いことが関係しているのではないかと推測されています。
フランスは東西または南北の長さが約900km。東端と西端または北端と南端とでは夜明けの時間がおよそ1時間違います。
犬の名前の付け方
日本では、血統書つきの犬であろうと雑種であろうと、飼い主が犬に自分の好きな名前を付けることができます。チョコ、ショコラ、マロン、ココアなど、スィート系の名前が多いようですが、フランスでは自由に名前を付けられません。血統書(Livre des origins Officielles)付の犬の名前の付け方には規則があります。例えば、2015年に生まれた子犬には、Lから始める名前を付けなければなりません。
この規則は、犬の家系図を管理するSociété centrale (現在のSociété Centrale
Canine)が1926年に始めました。最初の年はAから始まる名前、2年目の1927年はBから始まる名前…というように血統書つきの犬がいつ生まれたかすぐにわかるようにしたわけです。
このシステムは犬の家系図の管理の担い手がUnion Nationale des Livres Généalogiquesになったのに伴い、1972年に見直しが行われました。1973年にIから始まる名前で再スタートしましたが、K、Q、W、X、Yから始まる名前は探すのが難しいという理由で省かれることになりました。このため、犬の名前のアルファベットは、20年で一巡することになります。
それでは、具体的にどういう名前が付けられるのでしょうか。アルファベット別に名前を紹介してくれるインターネットサイトが参考になります。例えば、Musherというサイトでは、301の名前を紹介しています。2019年はPから始まる名前なので、Paco( パコ)、Pogo(ポゴ)、 Piccolo(ピッコロ)、 Pancake(パンケーキ)、 Panda(パンダ)などががリストされています。
こうした規則は血統書つきの犬にのみ適用されるので、それ以外の犬にはどんな名前を付けようと問題ありません。また、血統書つきの犬であっても、登録名と「通名」を分けて使うこともできます。実際、オランド大統領は、Jから始まる名前を付けるべきところ、彗星に着陸した小型探索機「フィラエ」にあやかって、「Philae」と名付けています。
参考 :